2025年03月28日
神戸 和プロジェクトイベント撮影
桜が咲き始めるころ、兵庫県神戸市の須磨寺で開催された和プロジェクトのイベントの撮影を担当させていただきました。
「和プロジェクトTAISHI(WPT)」は、聖徳太子の十七条憲法第一条にある「和の精神」を、平和のための新たな力と捉えるプロジェクトです。循環、調和、寛容といった「和」の理念を世界に広め、真の幸福な社会と永続的な世界平和を目指します。「-和と愛を日本から世界へ-」をスローガンに、世界平和と地域活性化に取り組まれています。
https://www.tatsu.ne.jp/wa/
会場に到着してまず感じたのは、主催者の方々、そしてスタッフの方々の細やかな心遣いです。風の強い一日でしたが、大切な場所であるお寺への配慮として、墨汁などがこぼれないよう丁寧に養生されている様子に、深い敬意を感じました。
イベントが始まる前、大きな和紙の前には、すでに多くの人が集まっていました。皆さん、思い思いの言葉を筆に乗せ、平和への祈りを込めて書き記していました。時折見せる温かい笑顔が、この場に集う人々の優しい気持ちを表しているようで、とても印象的でした。それにしても皆様、達筆・・・!
イベントの始めには、須磨寺の小池様による力強くも心に響く法楽太鼓の演奏が、境内に響き渡ります。主催者代表の方の、想いが込められたご挨拶があり、いよいよ、書家の丸山茜葉先生による奉納揮毫です。
春の風が強く吹き付ける中、筆を走らせます。その一筆一筆から、言葉を超えた強いメッセージが伝わってくるようでした。
揮毫されたた文字は「心和為貴(しんわいき)」
「心和為貴」は、聖徳太子の十七条憲法にある「和を以て貴しと為す」を基にした言葉です。争わず、穏やかな心で互いを尊重し、協力し合うことを最も大切にするという意味を持ちます。
参加者の皆さんも、先生の魂のこもった書に、息をのんで見入っていました。
桜の美しい季節に、須磨寺という歴史ある場所で、平和への願いが力強く表現されたこの日のイベント。
そんな素敵な一日を、写真を通して皆さんと分かち合えたら嬉しいです^^
書家の丸山茜葉先生は、大阪国際大学で書道を指導されており、奈良薬師寺や大阪四天王寺、イスラエル大使館などでもご活躍されています。
https://www.instagram.com/senyo_maruyama/
https://www.senyo-m.com/